AWS Summit「SAP&業務システムのフルクラウド化 〜3年運用してみてわかったそのインパクト〜」に参加してきた
AWS Summit Tokyoに参加してきた記事の第三弾!こちらは有名企業様の実際に導入してみた感想といった感じの発表だったが、 取締役の方の生の感想ってなかなか聞けないので、良い機会だった。内容は、「いろんな面でAWSは良いね!」といったところだったw
登壇者
日光ケミカルズ株式会社 取締役総務部長 長谷川 昌之様
化粧品について
- 化粧品は医薬品として販売してはいけなかった
- 化粧品の旧定義
- 人の体を清潔に保ち健やかに保つもの(作用は緩和なもの)
- 近年
- 使用感、ファッション性 → 高い安全性と効果
- 効果、安全性試験
- 2009年以前、動物試験あり
- 培養した細胞による動物試験の代替
- 2015年、人間の皮膚を入手し、冷凍保存(日本国内では法律上不可)
- フランスに会社を立ち上げて実施
- 近未来、
IPS細胞技術
を使った種々の部位の細胞を使用した、より高精度な試験
AWS移行プロジェクト概要
- はじめ
- 当初はデータセンターを持っていた(幕張→飯田橋)
- 自然災害が起きたら怖いよね
- 物理的に離れたところにデータを持っていたい
- プロジェクト発足の経緯
- 物理的に離れたバックアップ
- コストダウン
- サポート要員付属・運用負荷軽減
- サービスとパートナーの選定
- A社 夜間にバックアップテープを大阪の
DataCenter
(以下、DC)に運ぶ - B社 十勝地方のデータセンターは岩盤が強固で安心
- これになりそうだった
- アマゾンISID 首都圏3ヶ所にある
DC
に自動バックアップされる- これが一番いい →
AWS
に決定- バックアップ課題を解決できる
- 高スペックのサーバを時間単位で利用可
- 休日不使用
- ハードウェアの障害を気にしなくていい
- メンバーの工数削減
- 同業他社での
AWS
の運用事例が少ない- 逆に捉えると優位に立てる
AWS
の利用企業の数は多いので不安はない- セキュリティではクラウド > オンプレ
- これが一番いい →
- A社 夜間にバックアップテープを大阪の
3年運用してわかったこと
AWS
の導入に対する不安- 信頼性
DC
に行く必要がなくなり運用負担は激減- 自社運用レベルと比較すれば、遥かに強固なセキュリティと運用の可用性
- 安定性
- 業務に影響のある障害は現在までに一度もない
- 不安定動作も現在まで直面していない
- 何か自然災害があっても、別の
Availability Zone(DC)
に短時間に切り替え可能 - オンプレ時代にはなかった安心感
- 性能
AWS
に移行後、全体で42%高速化
- コスト
DC
の費用・運用費用を含め45%のコストダウン- バックアップを含めると更にコストダウン
- 想定外の効果と困ったこと
- 想定外の効果
- グループ会社間での製造部門の合併時、システム移行がとてもスムーズ
- 困ったこと
- 中国上海では国独自の法的問題により制約があった
- 想定外の効果
活用状況と今後 - Workspaces導入
VDI
導入検討の背景- 情報漏洩リスク
- クライアントPC陳腐化による買い替え・移行作業
VDI
導入プロジェクトのポイント(使用年数4年)- PC
- コスト15〜25万
- Amazon Workspaces
- ≒25万
- PC
- 課題
- windows update後にログイン出来ないことがたまにあった
- 接続場所によっては動作がもっさり