会社という場を利用して、良い環境を作る
ウチの会社のメンバーはあまり社長に要望を言わない人が多い。自分は逆で、ちょこちょこ要望している。 たとえば、
- 欲しい本があるので購入してほしい
- この前は発表用の自立式スクリーンを購入してほしい
- 本棚がいっぱいになったからなんとかしてほしい
- 集中したいからそういう部屋がほしい
- 外部から人をお呼びして講演会を開きたい
- 有料の勉強会に参加したい
- 週一回はリモートワークしたい
- 会社で共有のプロテインがほしい
など。
全部聞き入れていただいてはいないが、かなり前向きに検討・実行（8割くらい通る）していただいている。 費用対効果と、本当にこの人にとって働きやすい環境なのか、会社にも利益があるのか、を考えて許可していただけると、 すぐに実行してくださっている。
多少自分のワガママだったりもするが、社長も誰が何をどうしてほしいのかなんか分からんじゃろうけ、まずは言ってみんと話は始まらんけん、 自分はドンドン要望があれば言ってみている。
ワークショップ「もしも今の会社が最高の会社になったとしたら」
以前このようなタイトルのワークショップを、ウチのCTOの方が主催されたことがある。
やったことは、各メンバーそれぞれにとっての「最高の会社の条件」を、思いつく限りポストイットに書き出してもらい、それを共有するというもの。
給与、勤務地、勤務時間、開発端末、福利など、よくある話から完全に個人の要望だろ（笑）と言えるものまで多岐に渡って、色んな条件が出た。
極論、Googleと同じ待遇・福利・リソースで日本で働ければ最高、という条件もww
要望を言いにくい、言えない
それだけまだまだ会社として、改善・変化の余地はあるわけで、逆を言えば、会社にはそれだけの不満があるということ。 それにもかかわらず、冒頭にも書いたが、やっぱり「言いにくい」と思っているメンバーがうちには多い（ちなみに自分は、入社したその週から言ってるw）。 今の環境に満足しているのであればそれは素晴らしいことだけど、自分が話した感じでは、どうもそうではなさそうだ。
社長からも、再三「何かあればいつでも気軽に言って下さい」と言われている。これは全員そうだろう。 では何故言いにくいのか？その理由を自分なりに考えたが、
- 新人だから言えない
- 申し訳無さがかつ
- そんなこと考える余裕がない
- 今の環境が最高
- そんなこと考えたこともない
おそらくこんなとこかなと。
会社や社長を利用する
要望を言ったところで評価が下がる訳でもないし、ダメならダメでそれだけじゃけ、 言ったところで何か減るものがあるわけではない（費やした時間は戻ってこないが）。ましてや、気にする人目なんてものもない。 ウチの会社はまだまだ小さな会社だけん、社長に直接要望することのハードルはかなり低いはず。
また、「社内環境の改善」に関して、社長はいかに従業員が気持ちよく働けるかを考えるのが仕事じゃけ、 むしろ従業員は会社・社長を利用するくらいの気持ちでいても良いんじゃないかと自分は思う。
雇って頂いているという考え方もあって、日本では就職難ということもあるけん、それは悪い考え方じゃないが、
あくまで雇用契約だけん、立場上は自分が下かもしれないが、言いたいことを言う権利は保証されている。
だけん言いたいことは言って良いし、むしろ言うべき。
どんな小さな意見でも、それが会社の改善につながる可能性があるので、それは会社に貢献することになる。
要望を言いやすくするには
それでも「会社」場である以上、上下関係が完全になくなるわけではない。 だけん、少しでも言いやすい環境をまずは作っていかなければならない。 そのために、自分は以下のようなアクションを起こしていくことにする。
▼自分が率先して要望を出す
これは今以上に、ということ。とにかく言ってみて事例を増やし、
「あ、そんなことでも言えば通るんだ。」
とか、
「そのレベルのことでもお願いして良いんだ！」
と思ってもらえれば、要望を出すハードルは下がるんじゃないかと。先輩社員が率先してそういう姿を見せることが一つ。
▼自分がそれとなく聞いて回る
それでも直接言うのが難しい、社長の目にうつる場（社内チャットなど）では言えないメンバーには、 普通の会話の中で聞いていこうかなと（実際に社長に皆がどんな要望があるのか、自分に聞かれたこともある）。
自分を通して言うことで、自分がお願いしているという体にはなるし、これも有効かなと思っているし、 社内の人との会話が増えるので、一石二鳥じゃ（＾ω＾）
▼ご意見箱を置く
匿名であれば、ある程度は個人を特定するのは難しくなるので、アイディアの一つとしては良いのかなと思っている。 というかやってみたい。別に匿名じゃなくてもいいけどw
要は言いたいことは声に出して言おう
長くなったけど、そういうこと。仕事は1日の大半を過ごすばじゃけ、少しでも居心地が良い方が良いに決まっている。 それは待っていても運が良くなければ良くはならないので、自分から動いて作っていこうってことじゃね♪
