「事業をつくっていくエンジニアに必要なことは?企画開発エンジニアmeetup #1」に参加してきた
「企画開発エンジニア」というちょっと変わったタイトルの勉強会に行ってきたので、そのお話のメモを書き残す。
先に感想
ざっくりと今回の内容をまとめるとこんな感じ。(自分の考えや感想も交えています)
- 対談形式
- モデレータ1人、ゲスト1人
- お二人は以前お仕事を一緒にされていた
- プログラミングだけではこの先エンジニアは食っていけない
- エンジニアの技術はコモディティ化する
- いわゆるスーパーエンジニアでも良い
- ただ、誰でもそこそこの技術力はつく
- すでにプログラミングは当たり前にできる若手も増えてきている
- エンジニアとして何を持って勝負するべきかそのきっかけを探りたい
- 結論
- エンジニア業務以外のものをマスターする
- デザイン
- 経営
- マネタイズ
- …など
- 自社のサービスに対して
- 人一倍熱意がある
- 人一倍愛がある
- 自社・自社サービスに共感する
- エンジニア業務以外のものをマスターする
エンジニアのモチベーション維持とかの話もあって、どうやってるのかなと思ったら、そういうアクションは特になかった。が、面白かったのは「一緒に飯を食う」だった。これは確かにーと思った。そこでの会話が結構大事だなと自分も経験で思うところ。
あとは、ラストの方で話が出ていたが、一点集中型の人間にフォーカスを当てて、そこから深掘りするはなし。熱狂的に「これに力入れている!」というものがある人って、結構話すると面白いし魅力がある。そういう人と出会えたら、なるべくいい関係を築きたい。
前提
- モデレーター
- 株式会社アジケ
- Programmer 山本 俊樹氏
- ゲスト
- 株式会社キッチハイク
- 共同代表/CTO 藤崎 祥見氏
◯言葉の定義
企画開発エンジニア = 様々な事業を開発面から支えるエンジニア
◯この勉強会の目的
情報交換が目的の場
◯今回のテーマ
「事業をつくっていくエンジニアに必要なことは?」
本題
Q. どんなエンジニアになりたかった?
A. 野村総合研究所は体育会系。それが嫌で、部旅行を開発合宿にした。新人芸(新人がネタを披露する場)も、プログミングしたコードを発表する場にした。
Q. KitchHike社を起業したけど、どういう意識で?
A. 勉強を続けていて、機は熟したと思ったのと、仲間(山本氏)と出会ったから。
ビジネス面の意識は変わった。
Q. プログミングが当たり前にできる世代が出て来ている。エンジニアがエンジニアリング以外の部分で差をつける、勝負すべきか?
A. コモディティとは?代替可能な、どこを選んでも変わんない。例えば、牛丼はコモディティ化している。どこで差をつけるか。
牛丼は代替材、ビールやトッピングは補完財。
Googleは一つ上のプラットフォームでプロダクトをコモディティ化して勝負した。 ここ10年で爆発的に増えたものは何か?それは「PV」。Chromeが爆速だから増えたと言える。
コモディティ戦略が勝負点。 例えば、ハイブリッド開発も一つ。次は何が補完財としていけるか?
Q. エンジニアがエンジニアリングしてても評価されない時代が来始めている。何を持ってエンジニアが評価されるのか?
A. みんなが一貫してプログミングできる。エンジニアにも補完財という勝負点が必要。
例えばデザイン、例えば経営とか。
Q. 事業をつくっていくエンジニアのミッションは?
A. 健康である事。朝会社に来る事w
技術のコモディティ化。例えばRailsはできるって人が増えて来ている。だから、ビジョンとか、サービスへの共感とか熱が重要。
KitchHikeはエンドユーザーがすぐそばにいる。オフィスとは思ってない人もいる。だからこそ、生の忌憚ない意見も聞ける。批判もその場で聞ける。
Q. ユーザーの意見をどう反映するのか?
A. 本人から聞くことより、強力なことはない。ペルソナを決めても、その気持ちは分からない。
強力なのは、自分自身がペルソナになりきれること。でもそれはユーザーから直接意見聞いた方がいい。
自分たちが作っているサービスを、自分が使えることは幸せな事。
Q. モチベーションを維持、上げるために何をしているか?
A. プロジェクトアリストテレス、 心理的安全性、言いたいことを言える事。
みんなで一緒に声を出す場。日直もいる。一緒に飯を食う事は重要。
Q. エンジニアに何か目標を課しているか?
A. エンジニアのやりたいことを応援はしている。特に課してはいない。
答えのないオープンプロブレムについて、どう取り組むか。どうやって信頼を高めるか。
Q. エンジニアにも数字を追わせるが、基準は?
A. ある事象に対し、何が信頼を高めるか、損なう行動かは分かりやすい。信頼を高める行動が一つの基準。
ひたすら熱狂的にやっている人がいるから、伸びるポイントがある。例えばバンドをやるとして、そのバンドに必要な人を雇うのではなく(例えばGLAYというグループにはドラマーがいない)、なんかめっちゃこれできる人と一緒にそこを深掘りしてバンドを始めると生まれるものがある。
うちでやるべき事がなくなって卒業する事はウェルカム。やる事とやりたい事が一致するから一緒に仕事している。