Web Developer's Struggle Memories

日々の業務から思ったこと、学んだことを書き連ねていきます。

登壇に対するハードルの下げ方やそのアプローチについて

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この記事は エンジニアの登壇を応援する会 Advent Calendar 201820日目の記事です。 (遅刻組です。申し訳ございません🙇)

はじめに

エンジニアのアウトプットとして今の主流は以下になると思います。

  • ブログ執筆
  • 勉強会で登壇
  • 勉強会を主催
  • 技術書執筆
  • Podcastツイキャスなどの配信

私はこれの全てを経験しています *1 が、もっとも活発に行なっているアウトプットは「ブログ執筆」「勉強会で登壇」の2つとなります。

ブログ記事を書くことはそれほどハードルは高くない *2 と思いますが、登壇の方は実際に自分が人前に立って喋ることになるため、 割とハードルが高めかと思います。

今回は、その登壇に関するハードルについて、私の経験からお話ししたいと思います。(このコミュニティも エンジニアの登壇を応援する会 という名前ですしね)割と当たり前のことを話しますので、登壇慣れている方には新しいものはないかもしれません。

なぜハードルが高いのか?

ハードルを感じない方も世の中にはいらっしゃいます。体操の内村選手などは、多くの人に見られるほどパフォーマンスが出るとか…(すげぇ)

私は御多分に洩れず、登壇にハードルを感じるタイプですので、その原因を探るとともに、個人的なアドバイスをしていきたいと思います。

1. 登壇できるほどスキルや技術力がない

これは私の口癖であり、悪い癖でもあるのですが、「登壇するには相応のスペックを求められる」と、心の奥で思い込んでいる節があります。

最近は入門者向け・初心者向けのLT大会や、そのような方への登壇枠を設けた勉強会も増えてきていますので、このハードルはだいぶ下がっている印象ですね。 それに比例して、技術全然わかってなくても勉強会に気軽に参加できるようになってきており、この変化はとても素晴らしいと思います👍

勉強会の登壇って、あくまで 知見の共有の場 というのが本来の意義だと私は考えているため、技術力は低くとも、今学んでいるものや仕事中に得た知見を発表するくらいで良いと思っています。 ですので、実はスキルや技術力は必要とはしないのではないかと😃

2. 人前で緊張する

これは多くの人に当てはまると思います。私も毎回の登壇で緊張してますし、大学教授でさえもやっぱり緊張するものらしいです。ちなみに私の恩師は、「緊張しない人はナンセンス」ともおっしゃってましたw

そもそも人前で1人立って喋るという状況そのものが非日常の方が多いはずですので、緊張して当然のことです。登壇したことある方は、登壇者が緊張しているのがよく分かると思いますが、 一方で心の中では『頑張れ〜』と応援している方もいるのではないでしょうか。私は応援してます。

失敗しても、頭真っ白で言葉詰まっても良いんです。あなたは挑戦したのです。 そこから何かを得たり学べたのなら、登壇は大成功です❗️

ちなみに私の、緊張に対する克服法を別の記事にまとめておりますので、ご興味ある方はこちらもご覧ください。

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3. 他の登壇者と自分を比較してしまう

もし自分が登壇する時、一緒に登壇する方が結構有名な方だったり、何度も登壇を経験されている方だと、 自分のような新米で良いのか?ということを思ったことある方もいらっしゃると思います。(私も経験したことあります)

聞く側の人間に立つとわかりますが、ある程度タイトルで聞きたいものを決めていたりするものですので、実は興味のあるタイトル以外はそれほど興味なかったりします。(これは私だけかもしれませんが…)

このように、聞く側の人間はそれほど他の登壇者の方と比較することは少なかったりしますので、誰かと比較する必要は全くないのですね👊 とはいえ、気にしてしまっている自分がいるのも事実かと思いますので、そういう場合は MVP は他の方に譲る というスタンスが良いかもしれません。 自分の登壇が参加者の誰か1人にでも刺されば、それはやはり大成功と言えますし、全員に刺さるような登壇はあり得ないのではないかなとも思います。

よって、自分がやることは、ベストを尽くす ことに尽きます。他の方は他の方ですよ😀

登壇に対する対策

登壇に対するハードルの原因について言及しましたので、こちらではそのハードルの下げ方について述べていきたいと思います。

いきなり結論から言いますと、以下を実践することが大事なんじゃないかなと思います。

  • 時間が許す限り準備する
  • 練習する
  • バカになる

1つ1つ、簡単に見ていきましょう。

1. 時間が許す限り準備する

これは2つ目の「練習する」も含みますが、やはり事前準備が一番緊張しなくなると思います。 イメージとしては、

 頭の中にストーリーを作る

感じです。

ここまで喋ったら次は何を喋るかが常に分かる状態、これは実際にやってみるとわかりますが、かなり緊張しなくなります。 というのも、意識のベクトルが心の内から外に向いている状態になるからです。逆のベクトルになればなるほど、人は緊張するものです。

ですので、ストーリーを作って見ましょう。そのためには喋る内容について、少なくとも自分が経験した、または学んだことについて見直すはずです。ここまですると、だいぶ緊張はしなくなります。

2. 練習する

これは主に登壇の時間に関するアドバイスです。LT 5分は思ったより短いですが、思ったより長く感じることもあります。 というのも、

短く感じる人: 喋る内容が多すぎ て時間が経つのが早い
長く感じる人: 緊張して早く喋ってしまう ため資料の進みが早い

ですので、どちらにせよ一回は自宅等で発表練習をしてみることを強くオススメします。

その際できれば録画も、最低でも録音してあとで聴いてみましょう。 思った以上に発音が悪かったり、声が小さかったりしてる可能性があります。

3. バカになる

これは 先ほど紹介した記事 でも紹介してますが、私流の登壇に対するマインドです。つまり、「自分は不勉強です。教えてください!」のスタンスで喋る感じです。バカなのだから、失敗したり変なこと言う可能性は多いにある、という前提で喋るので、割とハードルは下がるのではないかなと思います。

そうすれば、参加者の方や他の登壇者の方からフィードバックやご意見をいただけるので、学びがありますし横のつながりも増えるので、一石二鳥です🙌

おわりに

以上、私の登壇に対するハードルの下げ方やマインド、アプローチについて書いてきましたが、やっぱり他の多くの方が語られていることと同じだったなと思います。ただ、「言うは易し行うは難し」という言葉もあるように、実践してみないとこれを感じることはできないかもしれませんので、ぜひ登壇する方は試してみてください!

また、困りましたら冒頭で紹介させていただきました、「エンジニアの登壇を応援する会」にヘルプを出してみてください! 多くのエンジニアの方々がサポートしてくれますので!

engineers.connpass.com

ではでは(=゚ω゚)ノ

*1:技術書執筆は現在進行中

*2:Qiita については例外かもしれません